こんにちは、ライフ盛岡スタッフです。
今回はＦＤメンバー（障がい者）が書いてくれた記事を投稿します。
こんにちは、ライフ盛岡メンバーです。
突然ですが、みなさんは自分の5年先や10年先を
思い描いてやっていること、勉強していることはありますか？
私は、恥ずかしながら「NO」としか言えない状態の時期が数年間ありました。
知的障がい者福祉の仕事の夢破れて、
盛岡に来てからどうしても新たな夢を見つけられない日々が続き、
そうこうしているうちに「地活（地域活動支援センター）III型」の作業所などに
通所する日々に慣れきった、生ぬるい、
いわば「ぬるま湯」に浸かった日々を過ごしているうち、
「夢にも破れたし、自分の人生はこんなもんだろう。
このまま、作業所通いでいいや」
と思っていた時期が恥ずかしながらありました。
しかし、数年前から様々なきっかけから多くの人々と知り合うことが出来、
段々と「このままではいけないな」と思うようになり、
その上、縁あってアイエスエフネットライフにお世話になってからは
いろいろなことを吸収することが出来、
そのような環境に身を置けたことで前向きな夢を描けるようになりました。
それは、精神障がい者のピアサポーターとなる、という夢です。
これはどういう仕事かというと、ざっくり言えば精神障がいを持った人が
自分の体験などを通して、同じ障がいを持った方の相談業務、退院促進などの
面談をしたりする仕事です。
私自身、東京で夢を諦めなければならなかった時、
そして盛岡に戻った直後の苦しい日々を思う時、助言できることはあると思うのです。
そして、その分野で働いてる人、目指している人が集まる大規模な研修会が
12月14日、15日と埼玉県で開催され、はるばる出かけてきました。
研修会場はキリスト教系の大学で、初日の研修会場は大きなチャペル。
滅多に身を置かない環境に感動しました。
大学の学食で食事をするという若返るような体験もしましたが、
盛岡からも複数の参加者が来ていました。
初日は、講演とシンポジウムでした。
シンポジウムでは、関東を中心に各地で活躍するピアスタッフの発表がありましたが、
とても参考になる話ばかりで聞き入っていました。
もちろん、詳しい内容は省略しますが、やはりピアスタッフは仕事としてやるものなので、
「仮に利用者の立場から抜擢されたような人だと、
突然かわる利用者との間の取り方が難しく、甘えた態度を取ってしまうかもしれないが、
それではいけない。甘えは切り捨てるように」という話や、
各地で行われている先進的な取り組みなどが紹介されていました。
初日の夜は大学構内で懇親会もあり、ここで多くの名刺をいただきました。
その日は大宮駅近くのカプセルホテルに宿泊して、翌日は分科会。
私は以前このブログで紹介した「WRAP」についてと、
相談業務についての分科会にでました。
相談業務についての分科会は、所謂地活（地域活動支援センター）についての話がベースで、
現場で働いている人たちから各々このような取り組みをしている、
例えば九州のある地活では9人いるスタッフのうち3人が「ピア」であり、
それぞれに責任ある仕事を任せてもらっている・・など、
貴重な話が沢山聞けました。
私も質問しましたが、満足のいく回答をもらえました。
最後に私としては今回新たに出会った人、前から知り合いだった人、様々でしたが、
大宮で食事して、交流を深めてから帰りました。
今回のことは、今後「ピア・サポーター」や福祉の仕事を目指すうえで
大きなプラス
になったと思います。
岩手ではまだ私の目指す仕事は少ないですが今後増えると予測されますし、
いざというときは県外に出ることも覚悟しております。
その前に、基礎的な生活習慣などをもっと一般就労に耐えうるようにして、
いつの日か羽ばたいていきたいです。