岩手の名所 - 北上川

こんにちは。ライフ盛岡スタッフです。




北上川は、「中津川」と並び、岩手県で県民に親しまれている河川の一つです。
岩手県及び宮城県にまたがる、東北地方最大の河川であり、
全国でも4番目の長さを誇る大河です。
(北は岩手郡岩手町、南は宮城県石巻市にまで及ぶ長さです)


宮沢賢治や石川啄木など、北上川流域出身者の作品にもたびたび登場し、
流域住民にとっては「母なる川」という存在になっています。花巻市には、宮沢賢治が
ドーバー海峡を想起し名づけたという「イギリス海岸」という呼称の川岸があります。









北上川流域の歴史を紐解くと、古くは平安時代後期、
源義経を保護したことで知られる「奥州藤原氏」の繁栄に始まり、
南部、伊達両藩が支配した時代には両藩の経済基盤を支えました。


近代に入ると、運河やダムの開発で安定した用水供給による農地拡大が実現し、
流域(特に仙台平野)は日本有数のコメの産地となりました。




戦後は台風の影響などにより氾濫が起きて、流域部に甚大な被害を与えましたが、
その度に住民たちは力を合わせて乗り越えました。近年は未曽有の震災がありました。


今回もまた、人々は互いに手を取り合い、復興に向けて歩んでいます。