こんにちは、ライフ盛岡スタッフです。
今回はFDメンバー(障害者)が書いてくれた記事を投稿します。
こんにちは、ライフ盛岡メンバーです。
私は、以前の記事で話題にしたように、
「岩手盲ろう者友の会」の会員であるなど、
視聴覚に障がいのある方々のサポートなどにも間接的にですが、関わらせて頂いております。
盛岡に来る前は知的障がいのある方々のサポートをする仕事に関わらせて頂いていたこともあり、
視聴覚に障がいのある方々に関しては知識が皆無に等しかったのですが、
盛岡に来てからそのようなハンデイキャップを持ちながらも
明るく生きている方々と接して、大いに視野が広まったことには感謝しております。
そして、私の場合残念ながら「空間認知能力」が足りないため
手話などはなかなか身につかなったのですが、
それに関する報道などを見るとつい、目が止まるようになりました。
そしてつい先日、我が家で購読している「読売新聞」で、
手話通訳者の派遣事業の現状についての現状が取り上げられました。
記事によると2006年に施行された「障害者自立支援法」において、
全国の市町村に「手話通訳派遣事業」の実施が義務付けられましたが、
それから数年を経ても実施率は伸び悩んでいるようです。
現在、実施市町村は全体の4分の3あまり。
早急の改善が望まれますが、一番大きな課題は「人材」の不足だそうです。
多くの手話通訳者が「仲間が少ない」と感じているようです。
このような現状を受け、鳥取県が全国で初めて「手話言語条例」を制定し、
今後学校で手話教育を行うなど、取り組みを進めている所だそうです。
今後、この様な取り組みは全国に広まっていくと見られています。
ここから全くの私見ですが、「聴覚」にハンデのある方々は
その点を除けばそしてその点だけで「サポート」を受ければ全く「普通」の人々です。
車の運転をされる方もたくさん知っていますし、
お酒の好きな方、スキーの上手い方、
いわゆる「健聴者」(聴覚にハンデのない方)と結婚されている方・・などたくさん知っています。
私はなかなか手話が身につきませんでしたが、
多くの方に聴覚にハンデのある方のサポートに入って頂き、
ともに生きていく世の中を作りたいと切に思っております。
最後に「全日本ろうあ連盟」のコメントを、記事より抜粋いたします。
「手話は言葉であり、使えるのは権利だ。手話通訳の派遣は福祉事業ではなく、
権利を守る取り組み。国も手話言語法を制定し、そうした認識を広めてもらいたい」