精神障がい者手帳におけるバス運賃の割引について

こんにちは、ライフ盛岡スタッフです。

今回はＦＤメンバー（障害者）が書いてくれた記事を投稿します。

こんにちは、ライフ盛岡メンバーです。

みなさんのお住まいの地域では、

いわゆる「精神」「身体」「知的」とも、

バス運賃などは割引になっているでしょうか？

全国的に、平成以降法律の改正などにより、

続々と障がい者手帳で割引がされるようになっていき、

2013年現在では、3障がいすべて手帳でバス運賃が割引されるのが主流になってきています。

しかし、私の住む岩手県では身体、知的障がい者の方に関しましては
既に割引が導入されていますが、

精神障がい者手帳に関しては（一部、市町村単位のコミュニュティバスを除き）

まだ導入されていません。

多くの心の病をお持ちの方が働いたりしての自立を望みながらも、

なかなかそれが出来ないという現状で、

しかも私自身がそうですが、車の運転などを制限されている方も多い中、

バス運賃すらも割引にならない、というのはあまりに苛酷な現実です。

私自身、その渦中にいますので実感としてすごくあります。

そして3年ほど前から、岩手県でも

「精神障がい者手帳によるバス運賃割引を」「3障がい同一に割引を」という運動が始まり、

私も参加しています。

これまでいろいろな所で話をしたり、そして今年は署名活動や募金も始まり、

バス会社に訴えたりして（活動の事など含む）

より具体的な活動に入ってきています。

署名も数千筆に上り「前向きに検討しています」と言って下さる

バス会社も出てきました。

私がこの活動を通じて様々な人に熱く言ってきたのが

「精神の障がいをお持ちの方の多くは社会参加したいと思っているのに

バス運賃の面で他の2障がいと区別されている現状では、

社会参加はもちろん、デイケアなどに通って訓練するのも難しい人も大勢いる。

私自身も定期代が半額になれば、将来の自立に向けた見通しが立てやすくなってくる。

同じような思いを持った人は多い」というようなことです！

現在、ほぼ全面的に割引のない県は一桁にまで減っているようです。

岩手県でも、多くの他県と同じように心の病を持った人も

生活しやすい土地にするために頑張って行き、

「当たり前の事が当たり前に通る」郷土にしていきたいと思います。