4年目の特別な日

皆さんこんにちは、ライフ盛岡スタッフです。

今回はＦＤメンバー（障害者）が書いてくれた記事を投稿します。

こんにちは、ライフ盛岡メンバーです。

 

「3・11」。今年もその日がやって参りました。

 

私は、盛岡という内陸部に住んでいるため、

あの日、津波の被害は受けませんでしたが、

それ以前からの知り合いが一人、陸前高田で被災し、

永遠に会えない人となってしまいました。

 

停電、断水も数日間続き、物資不足に悩まされた日々も忘れられません。

 

実はしばらく、というか1年くらいは「起きてしまった現実」

というものに向き合うことが出来ず、極端な事をいうと、

「結局、何が起きてしまったんだろう・・」という心持ちで

日々を過ごしていました。こんなことをカミングアウトすると

情けないですが、母がしっかりと被災地の現状を伝える番組を見ていても、

見ていると切なくなってしまうため、その場を離れたりしていました。

 

しかし、ここ数年でいろいろな人と触れ合う中で、意識も変わって来て、

少しでも被災された方々に貢献したい、と思えるようになりました。

 

今年の「その日」は、折しもの「寒の戻り」で吹雪いていました。

私は駅前の第二事業所に出社していましたが、地震発生時刻の14時46分には

皆で一斉に黙祷を捧げました。

 

その後、「岩手公園」（盛岡の城址公園）で行なわれた「祈りの灯火　2015」という、

復興支援イベントに行きました。

 

私は、吹雪いているような天気に弱いこともあり、点灯までいられなかったことは残念ですが、

釜石のコーヒーとチョコを買いました。これが、少しでも復興支援のお手伝いになれば、

と思っております。

 

残念ながら点灯までいられなかった私ですが、
会場ではそれは無数の、復興と犠牲になられた方への祈りを捧げる灯篭の明かりが灯り、
綺麗であったようです。その中には、私は参加できませんでしたが、

ライフ盛岡メンバー・スタッフが
朝の奉仕活動「愛ぼら」で製作した灯篭の明かりもあったようです。

 

いずれにせよ、あれから4年・・早いような長かったような不思議な感じですが、

あの日、犠牲になられた方々のご冥福を祈るとともに、今後の人生、

あの事を忘れず、亡くなられた方々の分まで前向きに生きていきたいと思います。