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こんにちは、ライフ福島スタッフです。


今回はFDメンバー(障害者)の方に書いて頂いた記事を投稿します。


こんにちは(^'^) 砕蜂@メンバーです。
今日はちょっとした「うんちく」を載せたいと思います。


昔、ある国に演技の上手な道化師がいました。
その道化師が演技を始めるとどんな仏頂面の人も笑顔になったそうです。


道化師の演技を見ようと近隣諸国からも来るほどでした。


ある日、国王が近隣諸国の来賓へのレセプションの為に、
その道化師と小屋の仲間を呼びました。


レセプション当日、道化師の息子は大病を患い寝込んでいました。


歳をとってから出来た子供で夫婦はとても可愛がっていました。


「今日のレセプション断ろうか?」と道化師の夫婦が話していると
 息子がベッドの中から「パパの道化師大好きだよ。
 だって皆がパパを見て笑顔になるんだもん。
 僕は大丈夫だから皆を笑顔にしてきて!」


道化師は後ろ髪を引かれる思いでレセプション会場に向かいました。


仲間が口々に言います。
「こんな日くらい休めばいいものを、そんなに名声が大事なのか!」


道化師は演技を始め、観客を沸かせました。


使いの者が道化師に耳打ちします。
「息子さんが先程、息を引き取りました。帰ってあげて下さい」


しかし道化師は演技を辞めません。
「子供より名声を取りやがった!」
小屋の仲間は言います。


道化師は演技を続け、観客を沸かせ続けました。
客席がざわつき始めました。


「道化師が泣いている・・・」
「皆を笑顔にしてきて!」


道化師の息子との最後の約束を果たす為にステージに立ち、
演技を続けていたのですが、観客の子供と息子がダブり泣いていたのです。


顔は笑っていますが、涙は止まりません。


彼は、これに恥じて二度とステージに立ちませんでした。


その後、その道化師を湛えメイクに一筋の涙を書く様になったそうです。


道化師の笑顔の下には、深い悲しみが隠れているのです。


じ~んと来ましたか?
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