先日、6月のハーモニー見学会を開催させていただきました。
今回も障がいのある方やそのご家族の皆さま、また企業や支援学校関係者の皆さまなど、多くの方がご参加くださいました。
まずはじめに、アイエスエフネットハーモニーの常務取締役 白砂より、
自身の経験談を交えながら、営業職から突然障がい者雇用の担当を命じられ、
そこから現在のような高いモチベーションを持つようになった理由を、数字と共にお話しさせていただきました。
白砂は前述の通り、元は営業職でしたが、渡邉代表から「障がい者雇用をやってくれ」といわれ、
最初は正直、かなり戸惑ったといいます。
彼は障がい者雇用の実態について徹底的に調べ、
日本の障がい者人口、その中で働ける人数、実際に働いている人数、
そして就労先は福祉施設なのか一般企業なのか、一ヶ月の賃金や工賃は平均でそれぞれいくらなのかを知ったそうです。
そうした情報の中から、日本の将来に対する危機感と併せて、
一刻も早く当グループを含め、日本の企業は障がい者雇用に取り組むべきだと考える元となる理由を得たのです。
白砂の話は企業担当者の皆さまにとって非常に興味深い内容を数字で示していますので、
ぜひ多くの方にお聴きいただきたい内容です。
また、渡邉代表からは、アイエスエフネットグループで取り組んできた障がい者雇用の歴史や、
ポイントなどをお話しさせていただきました。
当グループでは、障がいが軽度なために障がい者手帳を持っていない方も含め、
25大雇用(ユニバーサル雇用)として、一般的に就労が困難な方の雇用に積極的に取り組んでおりますので、
社内には様々な方がいらっしゃいます。
障がい者雇用では、相手を知り、お互いを理解することがとても重要であり、
今後もオープンな環境で話し合える機会を設けてまいります。
今回、皆さまからいただいたご質問の中から、一部ご紹介させていただきます。
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【質問】
最近、当社でも障がいのある方を雇用しました。
しかし、障がいのある方と同じ職場で仕事をするのは初めてで、常に緊張感の中で仕事をしています。
渡邉さんは、今まで多くの経験をして来られていると想いますが、
経験することで発達障がいの方とも普通に接することができるようになりますか。
【回答】
車の運転と同じで、多少の緊張感があった方がいいと私は考えています。
緊張感がなくなり、適当に対応をしていたらいつかきっと問題が起こります。
一人ひとり特性が違いますから、親御さんからも多くの情報をいただき、
その特性と対応方法を知ったうえで、緊張感を持って接していただければと想います。
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次回のハーモニー見学会は2015年7月10日(金)を予定しております。
見学会はどなたにもご参加いただけますので、関心をお持ちの方はぜひ足をお運びください。
・ハーモニー見学会
http://www.isfnet-harmony.co.jp/kengakukai.html