ピアサポート専門員養成研修・基礎！！

こんにちは、ライフ盛岡スタッフです。
今回はFDメンバー（障害者）が書いてくれた記事を投稿します。


こんにちは、ライフ盛岡メンバーです。

最近私は「施設外就労」というものに行っていて、
なかなかブログに入れる日も少なくなっていますが、
入れる日はブログに入っていくと思いますので、引き続きよろしくお願いします。


さて、私が「ピアサポーター」になる夢があることは以前ここでも述べましたが、
いよいよ今回はその夢に近づくための研修を受けてきました！！

受講前は、「もしかしたら応募者多数だったら選考があるかもしれない」とも言われましたが、
私には「受講決定」の通知が届いてほっとするとともに、送られてきた資料を読んだりしていくうちに
「これから人と接する仕事を、東京でやっていたとはいえ、また目指していくんだ」と身が引き締まる思いでした。

さて、研修会場は仙台で、3月最初の土日に行われました。
私は金曜日のうちにハイウエイバスで移動し、
土曜日の朝から、地下鉄に乗って研修会場に向かいました。
会場には県内外から多くの人が集まっていて、何人か私の知り合いもいて、
その人たちの参加は情報としてキャッチしてはいましたが、ほっとする思いでした。

そして研修の中身ですが、6グループに分かれて、講義とグループワークが半々くらいでした。
中でも印象に残っているのがまず、「ファシリテーター（進行役）」をやっていた当事者の
リカバリーストーリーといって、回復してピアサポーターになるまでの
話を聞いたところで、3人のお話を聞きましたが、
三者三様、入院したり、ひどい状態のところから「リカバリー」して
立派に地域で活躍しているので、私にも出来る！と希望を抱かさせてくれるものでした。

その他、個々のストレングス（強み）に関する箇所も印象的でした。
そこの中で印象に残ったのは、ピアサポート専門員の役割は他人のストレングスを探す事なので、
「笑顔」で他人のストレングスを探す事によって、自分のストレングスも見つかっていき、
「らせん状に良い方向に回転する」という話で、これはなるほどと思い、ある意味、この仕事の基本だなと思いました。

また他には、ピアサポート専門員の心得として、「記録」や「報告」をすることで
抱え込みを防ぎ、自分自身を守るツールとなること、記録にあたり、
いつ、どこで、誰と誰が・・といった「5W1H」が重要であること、当たり前の事ながら
ピア（利用者）との信頼関係が必要であること・・などが上がりました。

また、最後の現役ピアサポーターによるシンポジウムで出た「衣医食職住友遊」という
言葉も印象に残りました。（つまりは衣料・医療・食事・職業・住居・友人・遊びが揃ってこそ、
地域での生活が充実するという考え）この言葉に関しては、まさにその通りだと思います。

また精神科の患者が受けてきた100年以上（実際はもっと長く日本有史からですが）
に渡る差別の歴史も学び、地域での生活が叫ばれる今、私も貢献していきたいという思いを新たにしました。

また初日の夜には何人かで海鮮居酒屋で夢を語り合いましたが、本当に楽しく、
また色々なことを考えさせられる研修で、修了式は感慨がありました。

今週末には「専門」研修という、もう一歩踏み込んだ研修があるので、頑張りたいと思います。